マーダーミステリー(マダミス)というゲームが楽しすぎたいうお話
注:この記事は僕が初めて行ったマーダーミステリー(以下マダミス)について、ネタバレ回避に最大限の配慮をしつつ書いていったものになります。
まだ一度しか経験していないが故に事実に反する記述や、全てに共通する訳ではない特徴をコンテンツ自体の魅力として紹介する記述が含まれる可能性などがあります。
また大変申し訳ないのですが、意図していないネタバレをしてしまう可能性についても万に一つもないと言い切ることはできません。
もしそういったことがございましたらTwitterのDMなどでご指摘くだされば速やかに訂正致します。お手数をおかけして申し訳ございませんがご一報お願い致します。
また、今回参加させて頂いたストーリーはこちらになります。
双子島神楽歌(ハルカゲカグラウタ) | マーダーミステリー専門店 Rabbithole
このような素晴らしい経験をさせて下さり本当にありがとうございました。
こんにちは。たまにポケモンについて書き込んだりする時にだけ使うこのブログなのですが、今回声を大にして伝えたいことがあったためご報告させて頂きたく思います。
と言いますのもタイトルにあります通り、マダミスというものにこの間(1/27)初めて参加させて頂いたんですけれど、それがまぁ面白いこと面白いこと。
本当に楽しかったのでせっかくなら僕とネット上でも関わりのある方が少しでも興味を持ってくれたら嬉しいなと思い、僕の感じたマダミスの魅力について話していけたらなと思います。
Ⅰ.マーダーミステリーとは
そもそもマダミスとは何かということなのですが簡単に言うと、名前の通り「殺人モノのミステリーを皆で解いていくゲーム」です。
しかし、本や映画・謎解きなどと大きく異なる点は、「プレイヤーはすべて各登場人物の役となり、ゲームを進めていく」ということです。
まずゲームを始める前に各プレイヤーはゲームマスターにより誰の役になるのかを割り振られます。そして次にその人物についての情報が渡されます。それによって各プレイヤーは、演じる人物の事件発覚までの行動、家族構成や生い立ち・人間関係など様々な設定を落とし込まれた状態で犯人探しをすることになります。
僕が体験したシナリオについては
⑴演じる人物についての読み込み→⑵捜査パート1→⑶捜査パート2→⑷犯人決定→⑸エピローグ
という順序で行いました。
また、全てのプレイヤーが登場人物に割り振られる関係上「犯人役」をする人もいるということも大きな特徴だと思います!犯人役になったプレイヤーは当然指名されないようにしなければなりません。
また、各プレイヤーには、事件に直接関係する「メインミッション」と自分が演じる登場人物にとって非常に重要でやり遂げなければならない「サブミッション」というものがそれぞれ個別に用意されていて、皆メインミッションのクリアを目指しつつも各々自分独自の勝利条件も追っていくような形になっています。
Ⅱ.特にどんな人にオススメか
マダミスというゲームをやってみて、僕はこのゲームは
・他プレイヤーと協力してクリアを目指す謎解き的要素
・プレイヤーがロールプレイ(以下RP)を通して一人称的に事件へ関わるTRPG的要素
・各プレイヤーが、事件解決を目指す探偵サイドと完全犯罪を目指す犯人サイドに分かれ水面下で争うという人狼的要素
・各々が自分のミッションクリアに向けて交渉・取捨選択をするといったボードゲーム的要素
などが包括されていると感じました。
ミステリー好きはもちろん少なくとも上記のゲームが好きであれば間違いなく楽しめるゲームなんじゃないかと思いました!(いずれも僕はかじる程度でしか知らないんですけど)
あと僕はダンガンロンパというゲームのファンなのですが、最初に某友人に誘われて説明を受けた時にも「キャラ目線でやるダンガンロンパみたいなもんかぁ楽しそうだなぁ」って思ってかなり興味を持ったのを覚えています。実際かなり気分的には近かったです!
Ⅲ.マダミスのここが魅力
もちろん役としてゲームに関わる関係上、RPは推奨されています。実際に体験すると分かると思うのですが、その人物のバックボーンを読み込んだ後でその人物のRPをするため、シナリオに対して得られる没入感が圧倒的に違います。
実際僕も気がついたらめちゃめちゃRPしてました。なんかもう登場人物になりきるくらいの感じでできます。
そんな状態なのにストーリー自体もエモいのでめちゃめちゃ感動できました。
また、プレイヤーに課せられる二種のミッションには人物各々の行動原理や欲が反映されているため、「クリアを目指そうというプレイヤーとしてのメタ目線」と、「人物を演じる上で求められる振る舞い」に矛盾がないという点についても没入感を阻害されないだけでなくゲームバランスいった意味でよくできた仕組みだなと思いました。
というのも、「自分は犯人特定につながる重要なヒントを持っているがその情報は隠し通したい」と考えることも往々にしてあるそうです。そしてその理由は登場人物視点のみでは「何らかの理由がありその人にとって知られたくない事情であるから」なのですが、メタ視点でも「話すと自分の勝利条件が遠のく」などのデメリットがあるわけです。
こういったことを最後まで誰にも話さずにクリアすることもあれば、一部の人間にのみ打ち明けることもあるし、秘匿を諦め完全に公にするということもあるそうです。
僕の体験したゲームについてどうだったかは話すことができませんが、その要素により確実にゲーム性は大きく上がっていると思います!
また、もう一つ強く感じた要素があります。
シナリオをストーリーとして俯瞰で見たとき、当然犯人のような"メインストーリーに深く関与する人物"とそれ以外の"比較的そうではない人物"といった、主役/脇役に近い現象はどうしても発生してしまうとは思います。
例えば何も知らない一般人が劇で主役をする場合と脇役をする場合で比較するとしたら感じる重みやモチベーションは異なると思います。しかし殊マダミスに関してはどのプレイヤーもその考え方には至らないだろうということです。
各参加者にとっての「主役」は自分が演じる人物であり、また、その登場人物には皆等しくやり遂げたい目標があり、そこに脇役という概念は存在しません。
映画やドラマのように一部の人間に偏重してスポットライトが当たる従来の物語とは異なり、マダミスは「各々の視点による各々の物語」というある種現実世界にも近いような公平な構図になっているため、どの登場人物の役をするとしても高い満足度を得ることができるのだろうと思いました。
最後に
このゲーム、このシナリオ、どれを取っても本当に面白かったです。
僕は某友人に誘われて参加を決め、プライベートでもよく遊ぶメンバー複数人で参加しました。しかしゲーム中は良い意味でそういう友情みたいなのを持ち込む余地は全くありませんでした。
なのでこのゲームはコミュニケーションゲームでありながらかなりお一人様向けだなと思いました。沼に入りやすい形をしてて助かりますね。あと初参加のお一人様も結構多かったです。
また、共感性というものが割と欠如してる自分がここまで創作物に没入できたことは自分でも衝撃でした。しかしこのゲームにはシナリオの良し悪しだけでなくシステム面から見ても没入できる要素があるのだろうと参加してみて感じました。
マダミスができる場所はまだ関東圏に集中しているそうなのですが、今度どんどん伸びていってほしいコンテンツだと思ったのでその魅力について語りました。是非みなさん興味を持たれたら参加してみてください!
あ!あと間違いなく言えるのはここまで楽しかったのは参加者の皆さんが良い方ばかりでかつGMさんがすごく良い進行や采配をしてくださったお陰です!!本当にありがとうございました!!!今後お金落とす可能性大なので是非今後ともよろしくお願い致します!!